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【フマキラーが園芸用品政策共有会実施】トータル提案の強み訴求

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【フマキラーが園芸用品政策共有会実施】トータル提案の強み訴求
「感動MAX」テーマに価値提案進める

 フマキラーは10月1日、幕張メッセ国際会議場で、流通業に向けて各種施策を紹介する「2026年度フマキラー園芸用品政策共有会」を実施した。
 冒頭、あいさつに立った大下一明社長は、園芸薬品市場の近況を解説。春の天候不順、夏の猛暑などの要因で苦戦し、1~9月は4%減で推移しており、通年では2%減の553億円での着地を見込んでいることを紹介した。今後については、ボリュームゾーンの団塊ジュニアが定年を迎え、時間に余裕が出てくることで大幅に新規ユーザーが増加すると予測。2027年に神奈川県で開催予定の国際園芸博覧会をきっかけに、未経験者の関心も高まり、園芸人口の底上げにつながるのではという展望も明かし「力強く成長していく市場と考える」と期待を示した。
 自社の状況については、ハンドスプレーカテゴリーで「カダンMAX」「カダンベジMAX」が高単価品として売り上げアップに貢献していること、ネズミ対策品、コウモリ対策品の新商品が市場の成長に寄与し更なる拡大を見込んでいること、植物に活力を与えるバイオスティミュラント商材などで肥料市場に本格参入し徐々に成果が出ていることなどを強調した。また「カダン感動MAX」というテーマの下、新しい挑戦や価値の提案を進め、初心者を始めとした全ての園芸ユーザーに感動を届けていると明示。「園芸のトータルブランドとして、花苗、肥料、殺虫殺菌剤などを取りそろえた提案ができるのはカダンブランドだけ」と強調し「人口減少に負けずに売り上げを確保するため、売り場提案を積極的に進める。高い技術力、新しい提案を通じて最大級の感動をお届けし、市場創造に全力を尽くしていく」と力を込めた。
 更に、グループ会社で種苗ビジネス・リテールビジネス・植栽ビジネスなどを行うFSブルームの志水啓一社長が登壇。カダンの花卉商品のラインアップを大幅に拡充し、好調に推移していることに触れつつ、来春からはミニトマト、きゅうり、なすといった野菜苗を販売することを披露。「『おいしい』『育てやすい』『よく獲れる』という基本3要件をしっかり確保し、人に言いたくなるユニークさ、楽しさを備えている」と自信を見せた。

(詳細は「日用品化粧品新聞」10月6日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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