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【ユニ・チャーム】「2026年春の新商品発表会」市場拡大へ期待のアイテム

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【ユニ・チャーム】「2026年春の新商品発表会」市場拡大へ期待のアイテム
社会課題の解決と共に成長へ

 ユニ・チャームは11月26日、東京都港区の品川プリンスホテルに卸・小売業の流通関係者を招き「2026年春の新商品発表会」を実施。来春から投入する新アイテムを紹介すると共に、高原豪久社長ら幹部が今後の方針を説明し、更なる関係強化で市場拡大につなげていく意思を明らかにした。

 高原社長は冒頭、業績について「今期の売上高見込みは3276億円、5年後には4500億円を目指す」とする一方で「数値的な面も重視しているが、一方で社会課題の解決に向けた中長期的な取り組みとして少子化対策、女性の社会進出、アジアの貧困層への対応など、皆様と共に進めながら目標を達成していきたい」と述べた。また「成長をけん引する第2の柱として、AI活用によるイノベーション創出を掲げている。例えば『ライフリー』においては、AIを活用して、着衣のままでできる、その人に適したおむつのサイズ提案や履き方の診断、更にはスマホのアプリによる大人用おむつカウンセリングなど、より多くの高齢者の方々と寄り添っていきたい。生理用品では、ホルモンと体調の関係が分かる生理管理アプリ『ソフィBe』を通じ独自の価値を提供している。生理の管理だけでなく、女性特有のホルモンバランスの変動から、分析して改善の方向性を示すような内容で、チャットによる相談も可能。ここでも生活者に寄り添い、ソリューションを提供している」と述べ、月経期間の睡眠の質低下に着目して開発し、着て寝るだけで血行促進と疲労回復ができるという「ソフィBe超熟睡パジャマ」を例に挙げ、ソフィBeを起点にウェルビーイング領域の拡大を目指すとした。
 更には、可能性を最大化する商品として、今回発表した各種新商品を取り上げ、それぞれの機能や特長、今後の拡販へ向けて流通関係者に理解を求めた。
 新商品は、ペットケア、ウェルネスケア、ベビーケア、フェミニンケアのカテゴリー別に、グローバルマーケティング本部の担当者がそれぞれを紹介。新商品開発の背景や市場性、優れた特長などに触れながら、営業担当者らによる実演も交えつつ、犬用フード「グラン・デリ フレシャスお肉たっぷり」、通気性を向上させた「マナーウェア」、ウェルネスケアから「ライフリー ズレずに安心パッド」「ライフリー低刺激であんしんパッド」、ベビーケアでは伸びる技術で今のサイズが長く使える紙おむつ「マミーポコ」、初の香り付き「ムーニーおしりふき しあわせのベビーシトラスの香り」、フェミニンケアでは涼感のある「ソフィ クールフレッシュ」(ナプキン、おりものシート、デリケートウェットシート)を説明した。
 最後に、渡辺勉常務執行役員ジャパン営業本部長が営業本部方針を説明した。複数の市場を挙げて取り組みを説明した渡辺常務は「今回の新商品に加え、カテゴリーの特性や顧客の購買実態に即して、1品単価と買い上げ点数の最大化を図る具体策を提案していく」と強調。ウェルネスケア市場では、介護者と被介護者の一人ひとりに寄り添う“パーソナライズ売り場”を構築し、高単価品の訴求で単価拡大を図るプレミアム化の促進、大容量品へのニーズ対応による既存顧客の囲い込み、夜用ゾーニングの視認性を高め昼用と夜用の併用の促進を図ることなどを提案した。

(詳細は「
日用品化粧品新聞」12月1日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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