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ポーラが「リンクルショットメディカルセラム」刷新

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ポーラが「リンクルショットメディカルセラム」刷新

 日本初のシワ改善品が進化

 ポーラは来年1月1日、シワを改善する薬用化粧品「リンクルショットメディカルセラム」(20g1万3500円)をリニューアルし、発売する。香港、台湾、タイ、マカオ、シンガポールなどでも順次投入、中国では越境EC、韓国では免税店を通じて展開する。これに先立ち10月9日、オンライン発表会を実施。シワ改善品の歩みに加え、新アイテムの開発経緯や概要を紹介した。
 新「リンクルショットメディカルセラム」の開発に当たっては、延べ約1600人の臨床試験を実施したり、様々な研究を進めていったりする中で判明した、シワの改善には個人差があり、より改善しやすい人がいるという点に着目。傷の治りが遅いと感じている人に比べ、遅いと感じない人はシワの改善率が約20%高いというデータから、ここに相関関係があると分析した。  

 新たなオリジナル成分を加えて効果を追求

 そこで重要視したのは、全身のあらゆる組織に存在する多糖類で、線維芽細胞のコラーゲンを生み出す力をサポートし、傷が治るメカニズムで重要な役割を果たす「コンドロイチン硫酸」。真皮で傷が治る際に特に増加し、線維芽細胞を呼び寄せ、コラーゲンの産生を増やすという重要な役割を果たし、皮膚の形成に欠かせない存在であるコンドロイチン硫酸は、シワで折れ曲がった箇所の真皮上層部分では減少していることから、新アイテムではこれを逆に増加しシワ改善につなげることを意図。紫外線や表情圧、乾燥などが微弱な炎症につながり、免疫細胞の好中球がダメージを受けた組織などを分解するために出す酵素であり、真皮を過剰分解してしまうことからシワの根本原因となっている「好中球エラスターゼ」の働きを弱める作用もあるため、真皮成分が分解されにくくなるということにもつながるというメリットも見いだした。

 (詳細は「日用品化粧品新聞」10月19日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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