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「第10回化粧品産業技術展」開催

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「第10回化粧品産業技術展」開催

 横浜で開催、3日間で2万人が来場
 「CITE JAPAN 2021」(第10回化粧品産業技術展、主催=日本化粧品原料協会連合会)が5月19日〜21日、横浜市西区のパシフィコ横浜で開催された。緊急事態宣言下ではあったものの、化粧品に関連する多種多様な素材、技術、サービスなどの展示と技術発表の場として注目され、累計で2万人以上が来場した。  日本固有の香りを集める小川香料は、伊豆大島産大島桜や沖縄県産月桃の葉から抽出した天然香料のサンプルを展示。最適な収穫時期・製法で製造した香りを紹介した。  展示会での講演も好評だった信越化学工業は、様々なタイプのシリコーンの新製品を紹介。揮発性シリコーンオイル「KF−4422」は、従来品よりも炭化水素油や紫外線吸収剤などとの相性が良く、サラッとしていながらもすぐに乾かない使用感から日やけ止めなどへの活用が期待される。

 化粧品の多種多様な素材、技術、サービスが幅広く紹介
 MORESCOは脂溶性原料をナノエマルジョン化する特許技術で、経度吸収を高めた試験結果を展示。ビタミン類やコエンザイムQ10を透明化したサンプルを展示し、クライアントの要望に沿ってカスタムメイドできる技術をアピールした。  色とりどりの紙製パッケージの展示で多くの来場者をひきつけた上六印刷は、パルプを原料に立体成型できる「パルプモウルド」や、美しい表面感の「シルキーモウルド」など、環境に配慮したパッケージの提案を行った。  また、化粧品業界への貢献度や革新性、インパクトが優れている技術などを表彰するアワードも開催。環境部門ではテクノーブル社のアップサイクルな化粧品原料ブランド「Re:Derma&Earth Advance」が、技術部門ではアンチエイジング社の浸透性ペプチドビタミンC誘導体「Pentide−C」がそれぞれ金賞を受賞した。
(詳細は「日用品化粧品新聞」6月7日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)

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