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巣ごもり需要で拡大のキッチン関連商材。成長性は持続か

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巣ごもり需要で拡大のキッチン関連商材。成長性は持続か

 圧力炊飯器、電気圧力鍋の拡大著しく
 新型コロナウイルスの影響による新たな生活様式や需要が見られ始めて早一年。昨年の感染拡大当初は、カテゴリーによって拡大、縮小の二極化が激しかったが、今では拡大カテゴリーの勢い、縮小カテゴリーの落ち込みに落ち着きが見られている。おうち時間の増加で市場が膨らんだキッチン関連商材の今年の動きは果たしてどのようなものか。  昨年の3、4月は、新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛や休校、また、初の緊急事態宣言の発出などでステイホームの機運も高かったこともあり、内食やお菓子づくりの需要は非常に高いものがあった。  手の込んだ料理をつくる人が増えた証とも言えるのが圧力鍋、圧力炊飯器の増加。両市場規模の判断基準の一つとなる生産台数を示すSGマークの枚数を見ると、2019年4月〜20年3月は前年より70万台以上多い363万枚。20年4月〜21年2月も385万枚を記録するなど好調を維持。特に簡便性に優れ、最近のトレンドでもある電気圧力鍋は動きが良く、20年4月〜21年2月末までで前年比3%増の94万代。更に圧力炊飯器は18%増の245万台と市場を席巻している。

 保存容器は低価格帯、高付加価値の二極化か
  製菓用品も拡大が続いているようだ。貝印によると、市場の昨年4〜6月の動向は、前年比136%増と2倍以上の伸びを示しており、中でも、デコレーション用が249・5%増、泡立て用品が268・7%増と大幅増だった。現在は落ち着いてはきたものの、一昨年比は大きく上回るなど、市場として高い水準をキープできているのは間違いないようだ。  製菓用品とは異なるが、おにぎりを可愛らしくデコレーションするなどのひと工夫を施して料理を彩るアイテムも引き続き好調な様子。「外出自粛で外食しづらい中、家で食べる料理やお弁当には明るさを取り入れたい、というニーズが高まっていると感じる」(メーカー関係者)。あるメーカーでは、この調理小物関連のカテゴリーが昨年2桁の伸びで推移し、今年に入ってもそれに近い勢いは維持しているという。  一方、プラスチック保存容器は、一概に伸びているとは言えない様子。巣ごもり需要の拡大によって、料理を保存する、あるいは電子レンジで簡単に料理をつくるといった機会は増えたが、在宅時間の増加で手の込んだ料理を行う人が増え「単に保存する、また機能性が高いというだけでは商品が動かなくなってきている」(メーカー関係者)という。「100均などの定番サイズは好調なので、価格重視の層が一定以上いることは確か。低価格商品と高付加価値商品が二極化する傾向にある」(同)というのが現在の市場動向のようだ。
(詳細は「日用品化粧品新聞」6月7日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)

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