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東流社が「なとわ会」総会を3年ぶりのリアル開催。製配の強固な関係づくりへ

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東流社が「なとわ会」総会を3年ぶりのリアル開催。製配の強固な関係づくりへ

 今後の強固な関係構築へ向けて取り組みを進めていくことを確認

 東流社は5月20日、仙台市青葉区の江陽グランドホテルで、主要取引メーカーと構成する「なとわ会」の総会を実施した。コロナ禍の影響で3年ぶりのリアル開催となったが、今後の強固な関係構築へ向けて取り組みを進めていくことを確認する内容となった。
 冒頭、なとわ会の役員を紹介したのに続き、会長を務めるライオンヘルス&ホームケア営業本部北海道東北支店の加藤進一郎支店長があいさつを述べ、同氏を議長に選出して議事に移った。前年度の事業報告・収支決算、今年度の事業計画・収支予算に加えて、役員の留任などを決議した。また、新入会会員として伊藤忠商事、更に三菱製紙が三菱王子紙販売に名称変更したことを紹介した。

 サプライチェーンの中で卸売業が果たすべき役割を追求

 続いて、東流社の芳賀愉一郎社長が経営方針、熊谷泰専務管理本部本部長が第7次中期計画と第28期事業計画について説明した。
 これによると、第6次中期経営計画(2019年2月〜22年1月)は、増収継続と最終年度に売上高600億円、経常利益5億円も期末在庫日数14日以内などの目標を掲げて取り組んできたが、最終的には初年度と2年目に増収、最終年度は減収ながらも売上高では目標を達成した。経常利益は実質的に2年目で実現、在庫日数も最終年度で実現した。納品精度99・99%以上、納品率99・9%の目標は未達だった。最終年度の22年1月期業績は、売上高624億5600億円で前期比3・6%減、経常利益2億2800万円で49・4%減、棚卸金額23億2700億円で6200万円減となった。芳賀社長は「新型コロナ2年目にあって、社内の感染者ゼロで業務を遂行できたことは感謝申し上げたい。業績面では(特需の発生した)前期の反動で苦しんだが、古河物流センターを無事稼働することができた。商談会は中止したが、各方面からの要望、社員のスキルアップを図る意味もあり、当社独自の新商品提案コーナーだけ実施した。今後の在り方や方向性を示唆するものになった」などと述べ、更に「新中期の最終年度が節目の第30期に当たる。お役に立ち続ける東流社であるために、基本の徹底、変化への対応を図るべき新体制を敷いた。メーカーと小売業をつなぎ、サプライチェーンの中で卸売業が果たすべき役割を追求していきたい」と強調し今後の展開に意欲を示した。 

 (詳細は「日用品化粧品新聞」5月30日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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