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花王「全国専門店感謝の集い2022」3年ぶりのリアル開催、更なる成長に向け協力を要請

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花王「全国専門店感謝の集い2022」3年ぶりのリアル開催、更なる成長に向け協力を要請

 「HOPE 専門店の希望を語る」テーマに売り上げ上位店を表彰

 花王は6月2日、東京都港区のヒルトン東京お台場に首都圏・関越地区の化粧品専門店を招いて「全国専門店感謝の集い2022」を開催した。店頭売り上げ1800万円以上かつカウンセリングブランド店頭売り上げ960万円以上を参加資格とするもの。リアル開催は3年ぶりで、「HOPE 専門店の希望を語る」をテーマに売り上げ上位店を表彰すると共に、今後の戦略などを説明した。
 会の冒頭、花王の村上由泰常務執行役員化粧品事業本部長(カネボウ化粧品社長)があいさつに立ち「コロナ禍の影響で一昨年は中止、昨年は各店を訪問しての表彰という形を取ったが、非常に良い成績を上げていただいた。お客様に寄り添った店頭活動の賜物と思う。現在、パーパスドリブンなブランドづくりを進めており、花王ビューティブランズの名の下、花王とカネボウ化粧品の一体運営、個性のあるとがったブランド群を磨き上げることに注力している」とした上で、2018年の新成長戦略に基づき取り組んできた事例として「KANEBO」のリブランディング、コロナ禍における「KATE」の施策とヒット商品の誕生、また各種の表彰など、各ブランドの現状や今後の考え方などを説明し、更なる成長に向けて協力を呼び掛けた。
 続いて、年間店頭売り上げ6000万円以上のゴールドショップ、3000万円以上のシルバーショップを表彰。それぞれの代表店舗に村上常務が表彰状などを贈った。

 リモートの良さ生かしながらリアルでの取り組みも一層強化へ

 また、花王グループカスタマーマーケティング(KCMK)の竹内俊昭社長も登壇し「この3年間で人々の暮らしや考え方が大きく変わった。コロナ禍が落ち着いてきたとしても、完全に元に戻ることはないと思われる。特に健康、衛生に対する意識は、人それぞれに少しずつ変わってきた。最近はウクライナでの戦争、上海のロックダウン、円安など、大きな変化が次々と起きている。多くの人が想像していなかったようなことが、これからも起きるものと考えられる。今後は起きた変化にどう対応していくかが重要で、過去のやり方、前例にとらわれると変化対応ができない」とし、更に「改めてリアルの重要性を感じている。リモート化が進んで、これまでと同じことを同じように進めるには便利になった。一方で新しいこと、アイデアを生み出すには人と人のコミュニケーションが大切だと言える。会話することで生まれてくる気付きが重要。社内だけでなく、各方面でのコミュニケーションを含め、リモートの良さを生かしながら、リアルでの取り組みも一層強化していきたいと思う」と述べた。

 (詳細は「日用品化粧品新聞」6月13日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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