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アース製薬が大阪大学と共同研究講座を設置、口腔ケアで感染リスク軽減へ

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アース製薬が大阪大学と共同研究講座を設置、口腔ケアで感染リスク軽減へ


 オーラルケア製品の効果と感染伝播抑制に対する有用性を検証

 アース製薬は6月1日、大阪大学と、同大学院医学系研究科に共同研究講座(講座名=口腔内微生物制御学共同研究講座)を設置した。
 新型コロナウイルスが唾液腺で増殖し、唾液を介した飛沫感染の原因になると分析し、かつオーラルケア製品の殺菌成分が口中(唾液中)のウイルスを不活化することで飛沫感染の予防が可能と推察し、口腔ケアによる感染伝播の制御に着目した。
 これまで、in vitro試験において、オーラルケア製品の殺菌成分の新型コロナウイルスに対する不活化効果は実証されているが、更に臨床的評価を進めていくため、新型コロナウイルス感染症罹患者の口腔内や唾液中、飛沫中のウイルスに対するオーラルケア製品の効果と感染伝播抑制に対する有用性を検証する。
 講座は、同科感染制御学の忽那賢志教授を中心に進める。設置期間は2024年5月31日まで。

 人々の健康で快適な暮らしの実現の一助に

 川端克宜社長は、事業開始に当たり「当社は『感染症トータルケアカンパニー』を全面に掲げて活動を進めている」とした上で「世界は今なお、新型コロナウイルス感染症の脅威にさらされている。虫媒介感染症を予防する虫ケア用品をコア事業としてきた当社としても、創業以来、事業の根底にある『感染症に立ち向かう』という考え方の下、より広いフィールドでその使命を果たしていきたいと考えている。更に口腔環境を起因とした疾病リスクの存在を社会課題として認識し、オーラルケア製品の普及を通じて口腔衛生の重要性を発信し、人々の健康で快適な暮らしの実現の一助にしたい」と述べている。

(詳細は「日用品化粧品新聞」6月27日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で

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