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【user's VOICE】キャンディ・キャラメル

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【user's VOICE】キャンディ・キャラメル

 外出機会増加で需要拡大に期待

 寄稿=mitoriz(ミトリズ)。日本初のレシートによる購買証明付き・購買理由データベース「マルチプルID―POS購買理由データPoint of Buy〈ポイント・オブ・バイ、以下POBデータ〉」を有し、月間1500万枚のレシートを収集し、リアル消費者購買データベースとしては提携サイト含め国内最大級の規模を誇る。
 「キャンディ・キャラメル」カテゴリを分析する(調査期間=2022年7~8月レシート枚数11万7605枚、22年12月~23年1月レシート枚数9万9394枚)。
 図は、夏季(22年7~8月)と冬季(22年12月~23年1月)それぞれの期間で、購入商品の構成比を表したものだ。夏季は「カバヤ食品 塩分チャージタブレッツ(4・0%)」が1位となり「森永製菓 ウイダーinタブレット 塩分プラス(1・2%)」などといった塩分摂取に有効な商品がランクイン。冬季は「龍角散 龍角散ののどすっきり飴(3・7%)」を始めとするのど飴3商品が上位になるなど、季節によって構成比に違いが見て取れる。

 併売カテゴリは「熱冷却用品・用具」などの熱中症対策商品との関連性が高い

 今回は「カバヤ食品 塩分チャージタブレッツ」に注目。レシートデータから併売カテゴリを分析すると「熱冷却用品・用具」「スポーツドリンク」といった熱中症対策商品との関連性が高かった。
 「飴・タブレットは子供に常時持たせるために毎年必ず購入(40代女性)」「家の中にいても塩飴やタブレットを舐める(50代男性)」「汗をかくと塩分補給が必要なので、スポーツドリンクや飴を食べる(60代男性)」と消費者コメントも熱中症対策への意識が高い。POB会員への調査では、今年「熱中症対策商品を購入する」が9割を超え「塩分補給のための塩タブレットを買う予定(40代男性)」「タブレットなども使用しながら、体の内側からケアしていきたい(30代女性)」と熱中症対策にタブレット購入を検討するコメントも散見される。
 今年から新型コロナウイルスの規制が緩和され外出機会が増えることから、更なる需要拡大に期待できるだろう。
 (mitoriz  DMB本部)

 (詳細は「日用品化粧品新聞」6月12日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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