【user's VOICE】シャンプー

「メリット」「サクセス」に注目
「シャンプー」に着目した今回。カテゴリ購買において消費者は何を重視するのか、POB会員(平均年齢49・5歳)へのアンケート調査と、レシートデータを見てまとめた。
まずは、家族でのシャンプーの共有については、約4割が該当すると回答、残る6割は家庭内で別商品を使用することが分かった。
シャンプー購入時に重視する点は「価格」「ブランド」が多かった。また、女性は「ダメージ」「潤い」「まとまりやすさ」を重視し「家族で使えて地肌に優しいもの」「家族で使えて洗い心地が良いもの」といったコメントも散見される。
一方、男性は「容量」「地肌ケア」「洗浄力」を重視し「頭皮の洗浄力と抜け毛に効果があるもの」といった声が見られるなど、それぞれで違いがあった。
次に、実際の購買データを見ていく。図は、会員の投稿レシートデータから同カテゴリの構成比を男女・年齢別で表したものだ。
ここでは「クラシエ いち髪」「P&G パンテーン」など各世代で支持されている商品の中でも「花王 メリット」「花王 サクセス」に注目したい。「メリット」は、女性30~40代で構成比が増加。「子供がいるので優しい使い心地を優先(40代女性)」とライフステージに合わせ、性別年齢問わず共有できることで選ばれることが分かる。
また「サクセス」は「薄毛が気になるので自分だけ使用(50代男性)」と年代が上がるごとに、構成比が増加。家族で使うシャンプーからの移行がうかがえる。シャンプー市場は新興ブランドが台頭するも王道商品の根強さが際立った。(mitoriz DMB本部)
(詳細は「日用品化粧品新聞」11月13日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)