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【user's VOICE】「アタックZERO」発売1年後のコメントの変化や販促活動を分析

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【user's VOICE】「アタックZERO」発売1年後のコメントの変化や販促活動を分析

「試し買い」から「指名買い」へ

 花王が昨年4月に発売した「アタックZERO」は、アタック液体史上「最高の洗浄力」で、片手で注入できる「ワンハンドプッシュボトル」や、「ドラム式専用」商品を投入し、旬の若手俳優を複数起用したCMも話題となりブランドの刷新を印象づけることに成功した。
 本連載でも取り上げ(VOL.21)「どこの売り場でも目立つPOPがあった(30代女性)」「店内の催事コーナーで目立っていて購入(50代女性)」など、消費者にアピールするための売り場づくりにより「ワンハンドプッシュとドラム式専用という新しい形態に惹かれて購入(40代女性)」といった試し買いコメントが目立っていた。そこで今回は、POB(マルチプルID―POS「Point of buy」)会員が購入した「アタックZERO」の発売1年後のコメントの変化や販促活動を分析する。

「最高の洗浄力」を実感

 「赤ちゃんに使っても大丈夫だったから発売時から使い続け、漬け置きすると染み汚れもきれいに落ちる(30代女性)」「部屋干しでも臭くならず気に入って使っている。洗浄力と消臭力が素晴らしい(40代女性)」といった「最高の洗浄力」を実感する声が集まった。
 また「特に他の商品と迷う事もなく購入。本体のワンプッシュで使えるところが、とても便利で気に入っている(30代女性)」「ワンハンドボトルは計量が楽で投入口が汚れないため、購入を決めていた(40代女性)」といった、発売時見られた「試し買い」から「指名買い」への購買コメントの変化を読み取れた(2020年2月~5月の購買コメントから)。計量・キャップの開閉などの手間を省いた使いやすさは競合にも影響を与え、昨年11月には、ライオンから「トップ スーパーNANOX プッシュボトル」が発売された。
 「アタックZERO」は、今年5月に発売わずか1年でリニューアルを実施。「抗菌+(プラス)」と銘打った抗菌剤を配合し、24時間部屋干し臭を防ぐとしている。今後も「アタックZERO」の更なる進化が期待される。
 (ソフトブレーン・フィールド 経営企画部 事業開発課)

(詳細は「日用品化粧品新聞」7月13日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)

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