日用品・化粧品・生活用品業界の専門紙

HOME(2022) > 業界ニュース > 市場ウォッチ > 2021〜22 変革・挑戦「メンズコスメ」

業界ニュース

2021〜22 変革・挑戦「メンズコスメ」

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2021〜22 変革・挑戦「メンズコスメ」

 市場拡大の要素が顕在化

 長引く自粛生活の影響で、自分の肌と向き合うようになったのは女性だけでなく男性も同じ。2020年からマスク着用による肌荒れで悩む人や、オンライン会議で画面に映る顔色が気になる人が増えたといった声も聞かれていたが、各社の提案をユーザーはどう捉えていたのか。

 スキンローションは2桁増、メイクにも期待
 
 男性化粧品の2021年4〜10月の市場規模は、前年比0・2%増の923億4700万円(マンダム算出市場データ・ネット販売除く)となった。数字だけ見るとほぼ横ばいだが、カテゴリー別に見ると、ボディペーパーが外出自粛や天候不良で前年の80%台に落ち込んだが、スキンケアの分野は、スキンクリーム/ミルクが3・6%増、スキンローションが11・4%増で推移。まさに男性スキンケア市場の基盤が出来上がりつつあると言っていいだろう。
また、体毛ケア、いわゆる除毛剤が56・0%増と大きく拡大。おうち時間の増加でトライアルしやすい環境となり、需要が一気に顕在化した格好だ。メーカー別では「バルクオム」の躍進が見られる。木村拓哉をイメージキャラクターに起用しテレビCMも実施、一般市場のツーアランク上の価格帯ながら、バラエティーストアだけでなく、ドラッグストアなどで取り扱いも増えるなど市場に大きな変化をもたらしている。更にメーカー各社から、BBクリームで血色感をアップさせる、コンシーラーでシミを隠すなど、自然に素肌を美しく見せるメイク提案も見られ、今年も市場拡大につながる要素が増えそうだ。(詳細は「日用品化粧品新聞」1月1日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

各種お申し込み・お問い合わせ

CONTACT