日用品・化粧品・生活用品業界の専門紙

HOME(2022) > 業界ニュース > 市場ウォッチ > 2021〜22 変革・挑戦「浄水器」

業界ニュース

2021〜22 変革・挑戦「浄水器」

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2021〜22 変革・挑戦「浄水器」

 新規ユーザー獲得で成長

 安心・安全意識の向上、おうち時間の増加で快適なライフタイルを追求、といった要因から需要が高まり、順調な推移を見せる浄水器。特に顕著なのが新規ユーザーの増加で、市場のパイの拡大ということにもつながったようだ。各社では新たな商品提案に加え、ユーザーの興味を喚起するアプローチも図って、更なる成長に向けて取り組んでいる。

 安心で快適なライフスタイルをサポート

 コロナ禍にあって、大きく市場が拡大した浄水器市場。浄水器協会の統計によると、2020年度の浄水器本体の出荷台数は447万5000台で前年同期比10・3%増と成長を見せた。カートリッジの出荷台数は2820万台の同4・2%増とこちらも好調。この傾向は21年度も変わらず、市場拡大は継続している。これまでやや苦戦傾向にあったポット型浄水器が伸長していることもこの2年ほどの傾向。蛇口直結型などと比べて導入しやすい商材を、浄水器のトライアルとして使い始めるケースも多かったと見られる。また、6月頃からはカートリッジの動きが更に活発化。メーカー担当者は「新たに製品を使い始めた人が順調にリピートしてくれている様子がうかがえる」と手応えを示す。そんな追い風基調にもあると言える市場では近年、各社から新たな提案が目立ってきている。水道水を浄水するという機能に変わりはないものの、そのスピードが速いこと、料理、飲み物に適したようになることなど、付加価値を訴求し、ユーザーの興味を引いている。情報発信拠点の整備など、ユニークなアプローチで水への関心を高める動きも目立っており、今後の更なる市場規模拡大に期待がかかる。(詳細は「日用品化粧品新聞」1月1日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

各種お申し込み・お問い合わせ

CONTACT