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【1-12 月化粧品出荷統計】累計金額はプラスで着地、仕上げ用が新提案で回復傾向

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【1-12 月化粧品出荷統計】累計金額はプラスで着地、仕上げ用が新提案で回復傾向

 累計出荷個数は前年同期比99・8%、累計出荷金額は同101・4
 
 経済産業省は2022年12月の化粧品出荷統計を発表した。1〜12月の累計出荷個数は25億2091万4180個で前年同期比99・8%、累計出荷金額は1兆3721億844万7000円で同101・4%。個数は前年を割り込み、金額はプラスとなった。12月単月で見るとプラスとなったのは33項目中、個数14項目、金額13項目。21年はリベンジ消費という言葉が生まれ、年末に掛けて市場が活性化していたが、22年は物価上昇で消費意欲の低減も見られ、やや低調な締めくくりとなった。

 個数は相次ぐ値上げなどで年間の累計は前年をやや下回る

 コロナ禍3年目となった22年の個数単月実績は、100・9%と前年を上回るスタートとなった。上半期はプラスとマイナスを繰り返し、累計でやや伸長していたものの、7月以降は10月を除いてマイナスを記録。エネルギーや原材料高の高騰、各カテゴリーでの相次ぐ値上げなど、消費者にとって厳しい環境も続き、年間の累計は前年をやや下回る着地となった。
 金額の単月実績は108・4%と良い滑り出しとなった。基本的には個数を上回る伸びを見せ、上半期は2月以外の単月実績がプラスで3月、5月、6月は2桁増と好調さが目立った。一方で、個数と同じく下半期は苦戦。全ての月で単月実績はマイナスだった。
 1月から3月に掛けては多くの地域でまん延防止重点措置が適用されたが、4月以降は活発な経済活動も期待され、実際に人流の戻りなども各所で報告されていたが、年間を通しては期待ほどの活性化につながらなかった模様だ。

 (詳細は「日用品化粧品新聞」2月27日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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