「@cosmeアットコスメデータから見る人気の秘密—ヒットコスメの裏側」【寄稿】

WHOMEE/アイブロウパウダー
(アイスタイルリサーチプランナー 西原羽衣子)
9色ものカラーバリエーションを持つアイブロウ
メイクアップ化粧品へのコロナ禍の影響はアットコスメにおいても例外ではなく、例えばクチコミ全体のうち口紅が占める割合は第1回目の非常事態宣言(2020年4月)を境に3割近く下がった。その一方、同じメイクアップ化粧品でも1.4倍に増加しているのがアイブロウ。中でも注目したいのが9色ものカラーバリエーションを持つ「@cosmeベストコスメアワード2021 」ベストアイブロウ 第3位の「WHOMEEアイブロウパウダー」だ。
マスクメイクの違和感を眉で解決
この商品へのコロナ前のクチコミには「ピンクのアイブロウパウダーも入っているものなんて他にはない」という奇抜さや使い方の難しさが特徴的に見られた。それが眉にリップのように色を差す「まゆげリップ」をコンセプトとする新色発売をきっかけに「眉にピンクを乗せるだけで顔色や瞳が生き生きとして見える」「血色感を与えてくれる」といったクチコミへと変化する。
その背景に見受けられるのが「マスクしてると暗く見える」「マスクをすると眉に目が行き、キリっとしすぎずにふんわり感を出すことに憧れる」といったマスクが生み出した違和感。コロナ禍といえども、生活者の気持ちの変化にいち早く気づき、解決策を示せたものが生活者から選ばれることに変わりはない。
(詳細は「日用品化粧品新聞」3月7日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)