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【殺虫剤・虫ケア用品市場】金額は過去最高更新

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【殺虫剤・虫ケア用品市場】金額は過去最高更新

数量増で更なる活性化を

 昨年の殺虫剤・虫ケア用品市場は、一部商品の値上げや高機能・高単価品のシェア拡大により、金額ベースで2年連続過去最高を更新。生活者の節約志向が強まる中「効き目が確かで手軽なら高価帯でも使いたい」という潜在需要の顕在化により、順調な拡大を果たしている。しかし、数量ベースではやや苦戦が見られる。今年はどういった結果を残すことになるのか。

 昨年の市場は、各メーカーの取りまとめでは、金額ベースで前年比約1%増。約1410億円で前年に続き過去最高を更新した。しかし、数量は約5%減。昨年の平均単価は、17年比で222円上昇しているというデータもあり、この高単価化により市場の縮小が抑えられている格好だ。
 数量については、24年は微増だったものの、23年と昨年は縮小。金額の伸びの反面、大きな課題として無視できない状況にある。ユーザー拡大は、市場を活性化する上で避けては通れない課題の一つ。各メーカーはその実現に向けた販促に力を入れているのは言うまでもない。
 今年の市場金額は、4月第1週までの累計で約14%増。ただ、昨年のこの時期は気温が上がらず低調だったため、大幅な成長という見方をしていない業界関係者は多い。
 新商品の動向では、アース製薬が発売した、火も電気も電池も使わない置き型蚊とり「アースOH!ノーマット」が注目の存在。同様の置き型蚊とりは、大日本除虫菊が2024年に発売した「シンカトリ」で新カテゴリーの構築をリード。置き型蚊とり市場は昨年、前年比約48%増と大きく成長。今年は、1社のみの展開だったところ、市場トップシェアメーカーの参入による相乗効果によって、カテゴリー全体の拡大が見込まれる。ハエ・蚊市場は近年ダウントレンドだったものの「シンカトリ」が発売された24年、25年と2年連続で拡大。今年も伸びれば、置き型蚊とりに対する高い生活者ニーズがうかがえ、令和版の新剤型として、市場活性化の一翼を担うことが期待される。
 その他、販売数量の増加につながる施策の一つが商材の通年化。1年間のうち、秋冬シーズン(10月~2月)の売り上げ構成比は、2024年は11・0%と、17年と比較し4・2ポイントも上昇しているという調査結果もある。年間を通じて売り上げが比較的安定しているダニ用は、特にこのシーズンの更なる拡大を実現する商材として、今年も、アース製薬が「ゼロノナイトダニ用スプレー」を、フマキラーが「ダニワンプッシュトリプルジェット」を、また、大日本除虫菊は好調に推移する「ダニムエンダー」の訴求強化を図るなど、それぞれ個性的な商品開発や販促に引き続き注力している。

(詳細は「日用品化粧品新聞」5月11日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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