【スキンケア2026春夏特集】存在感がますます高まる韓国コスメ

リアルでの体験価値を重視
「素肌をきれいにしたい」という意識の高まりから、関心の高まりが見られるスキンケア市場。「成分」「毛穴」「美容医療」など多彩なキーワードをフックに様々なアイテムが登場し、活況を呈している。
経済産業省の統計によると2025年1~12月の皮膚用化粧品の出荷実績は個数が前年同期比0・1%増、金額が2・8%増だった。26年に入ってからは1~2月で個数2・2%減ながら金額は8・1%増と伸長しており、値上げに加えて高単価品、高単価ブランドの好調ぶりも目立って、個数の伸びを金額が上回る傾向が続いている。
ただ「直近では中価格帯品、韓国コスメなどがマーケットを引っ張っており、高価格帯がリードしていた市場の単価減につながっているのでは」(小売店関係者)という分析もあり、中東情勢など不透明な状況が続き節約意識が高まる中で、今後の市場動向には変化が見られていくかもしれない。
販促面においても、これまでとやや異なる動きが出てきている。SNSマーケティングは欠かせないものの、毎シーズン多彩なアイテムが登場し、幅広い打ち出し、ユーザーへのアプローチが見られる中で、情報過多になっていることは否めず、多くの人の目に触れ、存在を認識してもらいたいと、テレビCMや交通広告、ポップアップイベントを含めた店頭施策など、改めてリアルでの体験価値を重視した施策への回帰も目立つようになってきた。
また、化粧品市場を語る上で欠かせない存在となっているのが韓国コスメ。イメージが強かったメイク品、“プチプラ”というところに留まらず、スキンケア品の引き合いも強まり、中価格帯、高価格帯品などへの注目も高まっている。ある韓国コスメブランドの担当者は「韓国ブランドだけでなく、市場では日本ブランドとも競争しなくてはいけない。これまで韓国コスメを使ったことが無いという人の選択肢にもなれるように、存在感を高めていきたい」と意欲を見せる。
(詳細は「日用品化粧品新聞」5月25日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)


