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花王が方針説明会を実施、「共創」への取り組みを説明

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花王が方針説明会を実施、「共創」への取り組みを説明

 ロイヤルティー最大限向上へ

 既報の通り、花王は11月22日、東京都港区の東京ミッドタウン六本木で2024年度の方針説明会を開催した。長谷部佳宏社長の発言内容を中心に取りまとめた前号に続き、西口徹専務、花王グループカスタマーマーケティングの中尾良雄社長、また、ハイジーン&リビングケア、ヘルス&ビューティケア、化粧品部門の担当者3人が、それぞれ今後の方向性などを説明した。
 長谷部社長の説明に続き、登壇した西口専務が、追い求める「よきモノづくり」に触れ「なぜ『モノ』が片仮名なのか。これは、単なる物ではなく、生活者の方々に様々な生活シーンの情報やサービスを提供しようという考えがある。広告やSNS、店頭づくりなども含めた広い範囲の概念を示している」と説明した。その上で重視している取り組みとして「生活者視点で24時間寄り添う」「DXで新たなUXを創造する」「ロイヤルティーを最大限高める」を掲げた。
 「『生活者視点で24時間寄り添う』では、この10年間、生活者と商品との出会い方、買い方、そして使用後の行動、いわゆるカスタマージャーニーが大きく変化している」とし、これまでは、メーカーとして、商品をつくり、購買と消費、更には、リピーターの拡大に目が行きがちだったが、ユーザーは、使うだけでなく、商品と出会って調べて評価して、そしてSNSで書き込むといった一日の様々な場面を想定した、生活者に寄り添うマーケティングが重要とした。また、その考えから、普段から「消費者」ではなく「生活者」と呼ぶようにしているという。
 
(詳細は「日用品化粧品新聞」12月4日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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