【コーセーHDが26年1~6月期決算発表】2.7%増収
ハイプレステージがリード
コーセーホールディングスの2026年1~6月期決算は、アルビオン事業及びコーセーコスメポート事業の減収をタルト事業及びコーセー事業における中国免税の伸長で打ち返し、売上高は前年同期比2・7%増の1649億1500万円となった。営業利益は41・5%減の66億1700万円で、アルビオン事業及びコーセーコスメポート事業の減益が影響した。これに伴い8月6日、東京都中央区の本社で説明会を行った。 セグメント別の売上高は、化粧品事業が4・2%増収。アルビオン事業が減収もタルト事業やコーセー事業の「コスメデコルテ」が順調だったハイプレステージが増収となりリードした。プレステージは主要ブランドであるコーセー事業の「ONE BY KOSĒ」が売り上げを伸ばしたものの「雪肌精」などの減収を相殺するには至らなかった。
コスメタリー事業は3・4%減収。コーセーコスメポート事業は「サンカット」「ソフティモ」が好調も「クリアターン」が不調だった。
地域別では日本が3・4%減収も24・0%増のアジア及び5・9%増の北米などが実績をリード。海外売上高の割合は3・9ポイント増加し38・6%だった。また、通期業績においては、日本の計画の下振れをアジア及び北米他でカバーすることを見込む。
なお下期については、国内顧客のロイヤル化推進とトラベルリテール事業におけるグローバルプロモーションによる売り上げ拡大を図る「コスメデコルテ」、主力品「セラムヴェール」の強化を進める「ONE BY KOSĒ」、ブライトニングシリーズの化粧水販売に注力する「雪肌精」、新ブランド「ウルタンク」を投入しスキンケア領域の強化を図る「コーセーコスメポート」など、各ブランド及び事業で重点施策を掲げる。
説明会では望月愼一常務グループCFOが決算概要や下期の取り組みを解説した後、澁澤宏一社長グループCOOが中長期ビジョン「Milestone2030」の達成に向けた施策として、コーセー事業における構造改革のポイントを取り上げた。まず、28年1月にコーセーがコーセー化粧品販売を吸収合併し、製販一体の組織へ再編することを報告し「管理部門を統合して業務効率を向上させつつ、消費者ニーズを迅速に商品開発に反映させる。自立的に利益を追求する組織体制へ刷新する」と力を込めた。また、人的生産性向上に向けた取り組みとして「AI―DXを活用した業務改革」「人材ポートフォリオの最適化」「グループ体制によるシナジー創出」を挙げた。
(詳細は「日用品化粧品新聞」8月24日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)





