コーセーが高校生へサステナビリティ&美容講座実施、モノづくりの思いを発信

「次世代への教育啓発活動」に積極的な取り組み
コーセーは9月26日、東京都中央区の本社で、渋谷教育学園渋谷中学高等学校の生徒を対象に、化粧品のモノづくりやサステナビリティに関する講座を実施した。
コスメに本来宿っている創造性や自信を持たせる力で、社会によって色あせてしまった個人の色を取り戻し、一人ひとりの可能性や多様性を尊重し合える社会を目指すという目的で、エフアイシーシー社とモーンガータ社が共同推進しているプロジェクト「COLOR Again」において、渋谷教育学園渋谷中学高等学校の生徒がコスメの廃棄問題について学びながら、自分と社会にとって理想的なコスメのアップサイクルについて考え実行するという取り組みの一つとして展開。コーセーでは、サステナビリティに関する取り組みと2030年までの目標を定めた「サステナビリティ プラン」で、「次世代への教育啓発活動」に積極的に取り組むことを掲げており、その一環となる活動として今回の講座が実現した。
マーケティングテーマである3Gなどを解説
当日は、堀田昌宏商品開発部長がマーケティングセミナーと題して講演した。マーケティングテーマである3G(Global、Gendar、Generation)、商品開発テーマに掲げる4C「Customer Value(お客様価値)」「Cost(お客様のコスト)」「Convenience(お客様にとっての利便性)」「Communication(お客様とのコミュニケーション)」などを解説。特に、時代の変化に対する適応性・アダプタビリティが求められているとし、「雪肌精」や「雪肌精クリアウェルネス」などで進めているサステナブルな取り組み、商品設計にも触れた。
また、商品開発部の担当者が日々の取り組みや思い、実際の業務内容などを紹介する動画も放映し、参加者の関心を高めた。
百貨店やドラッグストアの店頭をイメージし、商品や什器ツールなどを陳列したスペースの見学も実施。各ブランド、各アイテムの見せ方、発信の意図なども披露した。
(詳細は「日用品化粧品新聞」10月3日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)