本誌セレクト・2022年業界10大ニュース、今年を象徴する出来事は「値上げ」に
①原料高騰、円安の影響で進む値上げ②原料高、為替が業績に多大な影響
③コロナ3年目に表れる市場の変化
④SDGs対応が更に深化
⑤フェムテックなど新提案
⑥JAPANドラッグストアショーリアル開催
⑦化粧品新団体来年創立へ
⑧ペットなど新規参入増加
⑨ウクライナへの各種支援
⑩日やけ止めの新基準運用
原材料や燃料の高騰、円安などが要因に
コロナ3年目となった2022年。「今よりは状況も落ち着くだろう」と多くの人が予想し始まった一年も、感染者数は収まるどころか、再拡大し、緊急事態宣言は出ずとも、各地でまん延防止等重点措置が出され、更にそれが解除された後も、第7波、第8波と事態は収束せず、相変わらずコロナに振り回された年だった。
それ以上に今年を象徴する出来事は「値上げ」と言って間違いないだろう。原材料や燃料の高騰、円安が、ロシアによるウクライナ侵攻などを背景に更に進み、国内各メーカーは商品価格の値上げに踏み切った。
人々の生活防衛意識に応えるような施策も
一方で、小売業ではそれに対抗してと言うべきか、PBを中心に一部カテゴリー及び商品の「値上げしません」宣言をしたり、コンビニでも期間限定で日用品のセールをしたりと人々の生活防衛意識に応えるような施策を行った。
コロナの感染者数は、12月でも10万人を軽く超えるなど収まっていないものの、外出需要は高まりを見せ、インバウンドの復活も見込まれる。新年を迎える前に今年一年の業界の出来事や潮流を振り返ってみる。
(詳細は「日用品化粧品新聞」12月12日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)