【user's VOICE】ライト系洗剤カテゴリー 値上げ続きによる節約意識に高まり

時期や用途で需要が高まる
ライト系洗剤のレシートデータを、購入先として最も選ばれているドラッグストアにおいて分析したものが図表だ。
1000枚当たりのレシート出現率を月ごとに追うと、6月と10月以降の秋冬にかけて出現率が上昇している。「衣替えの時期に使用(30代女性)」「セーターなどを洗う時に使っている(50代女性)」「静電気防止にアクロンを使用している(60代男性)」など時期や用途で需要が高まることがコメントから分かる。
“指名買い”する人などのコメントが見られる
次に、レシートシェアは、1位が「花王 エマール(62・26%)」、2位が「ライオン アクロン(35.45%)」。「2週間に1度くらいアクロンを使う(30代女性)」「使用はエマールだけ(30代男性)」といったように“指名買い”する人などのコメントが見られた。
アンケートでは6割を超える会員が、ライト系洗剤を利用してデリケートな衣類を自宅で洗濯していると回答した。衣類、洗剤共に品質が向上しており、セルフケアによる手入れがスタンダードになってきているようだ。「家でエマールを使って洗うようになったのでクリーニング屋にあまり行かなくなった(30代女性)」「クリーニングは高いので自宅で頑張って洗っている(30代女性)」「節約のためとにかく家でできるだけのことをしたい(40代女性)」との声から、値上げ続きによる節約意識の高まりがうかがえる。洗濯洗剤に限らず、今後もセルフケア商品の市場動向に注目していきたい。(mitoriz DMB本部)
(詳細は「日用品化粧品新聞」1月9日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)