【user's VOICE】ドラッグストアのアプリ利用率を見る
アプリ利用高いチェーンはスギ薬局、「クーポン」が鍵か
新型コロナの影響で、店舗や販促の在り方が変化し、消費者も買い物で短時間・まとめ買いの傾向が強まり、事前にクーポンやデジタルチラシなどの販促を活用し、購入する商品を決めて計画購買する傾向が見られている。また、顧客関係管理の強化につながる施策として、小売チェーンのアプリ活用が進んでいる。全国のアンケートモニター（ＰＯＢ会員）から独自に収集する「マルチプルＩＤ―ＰＯＳ購買理由データＰｏｉｎｔ ｏｆ ＢｕＹ」（ＰＯＢデータ）を有し、国内最大規模の月間1100万枚のレシートを収集（提携サイト含める）、生活者の購買行動を分析するソフトブレーン・フィールドはドラッグストア（以下ＤｇＳ）の「アプリ活用に関する調査」を実施した。その結果を前後編の2回に分けて掲載する（後編は10月25日号掲載）
公式アプリ利用率は5割超に
アンケートの対象者は「普段メーン利用するＤｇＳチェーン」 として、公式アプリをリリースする「ウエルシア（855人）」「サンドラッグ（738人）」「マツモトキヨシ（659人）」「スギ薬局（628人）」「ツルハドラッグ（327人）」「ココカラファイン（277人）」「クリエイトＳＤ（235人）」「コスモス（202人）」の8チェーンのうち、いずれかであると回答した3921人（調査期間2021年7月7日～12日の6日間）。
ＰＯＢ会員は、日頃からレシートを投稿してポイントを貯めることが習慣化しているためＤｇＳアプリのポイントカードを利用する人も多く、一般的な数値よりも高い傾向があることが考えられるものの、調査対象の8チェーンのメーン利用者が「当該ＤｇＳチェーン公式アプリ利用中である」と回答した人の割合は、平均で5割を超えた（57・5％）。
（詳細は「日用品化粧品新聞」10月11日号／または日本経済新聞社「日経テレコン」で）
