【user's VOICE】マスク

この1年間でマスクをつける生活に変容が無い
新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」の一部変更が話題となる中、今回は「マスク」の購買状況をレシートデータで分析した(調査期間=2022年1月〜12月、レシート合計47万3073枚)。
図表は、昨年のドラッグストアで「マスク」を購入したレシートが出現する割合と、新型コロナウイルス新規陽性者数の推移を表したものだ。まん延防止等重点措置期間後に出現率は減少するも感染者増加に伴い再び上昇、横ばいの推移となる。
昨年5月に「屋外で2メートル以上の距離が取れる場合などはマスク不要」とする基本的対処方針が決定するも「マスクの使い方に変化はない。(30代男性)」「今までと変わらない。(40代女性)」とあるように、この1年間でマスクをつける生活に変容が無い様子がレシートデータからも読み取れる。
今後「マスクを抵抗なく外す」は1割に
今年は、3月に新型コロナ対策のマスク着用緩和、更に5月には新型コロナの感染症法上の位置付けが2類相当から5類へ移行する。
これについて会員の反応は、半数が「賛成」とするも「マスクを抵抗なく外す」と回答するのは1割にとどまった。着用し続ける理由は「感染拡大を防ぐため」が多く「外していることで他人の反応が気になるから」「身だしなみ(ノーメイク、ひげ)をごまかせるから」が続いた。「顔全体を見られることが恥ずかしい(20代女性)」「表情を隠したい(40代男性)」とあるように、マスク生活を続けた結果、いまやマスクが「顔の一部」となっていることがうかがい知ることができる。
3月以降、人々の生活がどのように変わっていくのか注目したい。
(mitoriz DMB本部)
(詳細は「日用品化粧品新聞」3月13日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)