日用品・化粧品・生活用品業界の専門紙

HOME(2022) > 業界ニュース > 市場ウォッチ > 【user's VOICE】マスク

業界ニュース

【user's VOICE】マスク

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
【user's VOICE】マスク

 マスクは昨年同時期マイナス18・7%、化粧品はプラス6・4%

 マスク着用の緩和などコロナ禍以前の日常を取り戻す動きが活発となっている中、POB会員を対象に「大型連休に向けて購入する日用品」についてアンケートを実施。その結果、コロナ禍では必需品だった「マスク(マイナス18・7%)」は昨年同時期と比較して減少、一方「化粧品(プラス6・4%)」の購入が上昇する見込みであることが分かった。
 そこで今回は、実購買データから会員の購買行動の変容を分析する。図表は、ドラッグストアで購入された「マスク(13万3198枚)」と「化粧品(22万9702枚)」のレシートの出現数をあらわしたものだ(調査期間=2022年1月〜23年2月)。

 化粧品の出現率増加、GW後、更なる変動予測

 『マスク』の出現数(1000枚当たり)は「22年1月(9・3個)—2月(8・2個、単位以下同)」「23年1月(8・5)—2月(7・3)」は、減少傾向が見られた。コメントでも「マスクは大量に買わなくて良くなった(20代女性)」「店内や電車内以外はつけないので残っている物で足りる気がする(40代女性)」と昨年より購入を買い控える反応が見られた。
 『化粧品』も同様に比較すると「22年1月(11・8)—2月(10・2)」と「23年1月(14・6)—2月(14・5)」で上昇傾向にある。「マスクを外す機会が増えそうなのでリップを新しくしたい(30代女性)」といった化粧品を購入する声が散見される。「今年は外出が増えるのでメイクや日焼け止めを買う(30代女性)」「脱マスクが進むのでメイク商品の利用が増えると思う(40代女性)」とあるように、規制緩和で5月にある感染症法上の位置付けが移行することによるマスク着用習慣の変化と、大型連休による外出機会の増加により、更なる変動が予測される。 (mitoriz DMB本部)

 (詳細は「日用品化粧品新聞」4月10日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

各種お申し込み・お問い合わせ

CONTACT