【リンテック】「意匠性ラベル素材」のサンプル帳作成
粘着製品分野におけるリーディングカンパニーであるリンテック。シール・ラベル用の粘着紙・粘着フィルムを始め、ガラス飛散防止対策フィルム、屋外サイン用粘着シート、内装用化粧フィルム、自動車関連粘着製品、半導体関連テープなど、多彩なラインアップで幅広いニーズに応えている。
「粘着応用技術」「表面改質技術」「特殊紙・剥離材製造技術」「システム化技術」という四つの技術を基盤とし、更にそれらを高次元で融合させ、より差別化した独自性の高い製品を市場に提供。現在は幅広い分野の展示会への出展も目立ち、各業界に適した提案を行って粘着製品への関心を喚起、自社サイトでは動画を活用するなどして使用イメージを分かりやすく伝えている。
ラベル素材のグローバルブランド「Ｌｉｖａｓｔａ」では各種提案を図っており、現在の注力製品の一つが、透明な容器に貼るとラベル越しに中身を確認できるなど、デザインの幅を広げられる「ハーフ蒸着ラベル素材」。金属調でありながら光透過性に優れ、透明感を生かしたデザインが可能で、意匠性が高いことから日用品・化粧品のラベル表示などにも適しておりＰＯＰ、アイキャッチラベルとしての活用も進んでいる。なお意匠性のあるラベルを用いた場合、容器に直接印刷するよりも費用が抑えられるメリットもあるという。
提案力の強化にも力を入れている。「意匠性ラベル素材」のサンプル帳を作成し、商談などで活用していることもその一環だ。高級感を演出する「金フィルム・金紙」「銀フィルム・銀紙」、インバウンド対応品での引き合いも強い「和紙・特殊製品」、可愛らしさやポップさのある「カラーファンシー紙」というカテゴリー別で主だった製品を取り上げ、見た目だけでなく手触りの違いも感じられるようにしている。それぞれの製品の品名、材質、基材厚の紹介に加えＱＲコードも用意し、瓶などに添付された画像へと誘導。ラベルを見るだけでは分かりづらい、実際の使用イメージを余すことなく伝えている。
また、今回のサンプル帳でこだわった点の一つが、ラベルの表面基材の上に貼り、印刷面の保護、退色の抑制、意匠性の付与などにつなげる透明なラミネートフィルムを使用した際の仕上がりを実感できる「ラミネートパーツ」を付属していること。カタログの上に重ねるだけで、グロス、セミマット、マットの3種の質感、風合いの違いを手軽に比較できるため、使用イメージをより分かりやすく伝えられるようになった。金属製でありながら光透過性に優れ高級感を演出できるフィルム、極めて高い透明性を実現できるフィルムなどについても、その透け感、透明感が分かるようにフィルムの取り外しをしやすくし、それがある場合、無い場合を比較しやすくするなど、工夫を凝らしている。
※ ラベル素材の特設ウェブサイト「Livastaサイト」 https://www.livasta-labels.com/
※ リンテック公式YouTubeチャンネル https://www.youtube.com/@linteccorporation
（詳細は「日用品化粧品新聞」6月17日号／または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
