【user's VOICE】衣料用洗剤・柔軟剤・漂白剤
花王ブランドが8商品ランクイン
寄稿=ｍｉｔｏｒｉｚ（ミトリズ）。日本初のレシートによる購買証明付き・購買理由データベース「マルチプルＩＤ―ＰＯＳ購買理由データＰｏｉｎｔ ｏｆ Ｂｕｙ〈ポイント・オブ・バイ、以下ＰＯＢデータ〉」を有し、月間1000万枚のレシートを収集し、リアル消費者購買データベースとしては提携サイトを含め国内最大級の規模を誇る。
衣料用洗剤・柔軟剤・漂白剤について分析した今回。消費者の生活スタイルに合わせ様々な商品が発売される中、どの商品が支持を受け選ばれているのか。レシートデータとアンケート調査で明らかにした（調査期間＝2023年6～8月、レシート合計32万769枚）。
上図はＰＯＢ会員が投稿したレシートから「衣料用洗剤」のブランドを集計し、上位15位までを図表化したものだ。カテゴリは混合するが、花王ブランドが8商品ランクイン。最も構成比が高かったのは「花王 ワイドハイターＥＸパワー（10・2％）」、次に「花王 アタック抗菌ＥＸ（8・1％）」だった。最近では計量不要のワンショットタイプの洗剤が話題を集める中、ジェルボールタイプの構成比は2％程度に留まった。
9割以上が「いつも使用しているものを優先的に」
次に、消費者はどのような価値観で衣料用洗剤を購入するのかアンケート調査を実施した（ＰＯＢ会員2007人、平均年齢49・4歳）。
9割以上が「いつも使用しているものを優先的に購入する」と回答。「新商品を優先的に購入する（26・4％）」は4人に1人程度となった。第3の洗剤の登場など市場は大きく変化を見せる一方で、「同じ商品でも種類がたくさんありどんどんリニューアルされるので追いつけない（女性50代）」とブランドスイッチは容易ではない感じがうかがえた。「香り見本がほしい。香りが合わないと嫌でなかなか他の洗剤に乗り替えようと思わない（男性50代）」「アレルギーやにおいが大丈夫か分からないので、1週間分ぐらいのお試し品があるといい（女性50代）」などトライアル機会の創出要望の意見も聞かれた。（ｍｉｔｏｒｉｚ ＤＭＢ本部）
（詳細は「日用品化粧品新聞」10月9日号／または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
